家庭教師はどうもてなす?お茶やお菓子はどのタイミングで出せばよい?
自宅に家庭教師に来てもらってお子さんの勉強をみてもらう場合、学習中にお茶やお菓子を出すかどうか悩まれる親御さんは多いでしょう。家庭教師のおもてなしは、したほうがよいのでしょうか。また行う場合は、どのタイミングでお茶やお菓子を出せばよいのでしょうか。家庭教師のおもてなしについてまとめておきます。
家庭教師はどうもてなすべき?
家庭教師にはどのようにもてなしたらいいのだろう?と悩まれている親御さんにお伝えしたいのが、基本的にもてなしは不要だということです。家庭教師はお子さんに勉強を教えるために来ています。授業料は学習指導料として受け取っています。そのため、お茶やお菓子を出さなければならないという決まりはありません。学習時間も限られているため、間でお茶やお菓子が出てしまうことで、学習時間が短くなる可能性もあります。
学習を効率よく進めるということを考えると、お茶やお菓子を出しに行く必要はないといえるでしょう。しかし、いつも指導してもらっていてお礼がしたいという気持ちも分かります。そのような場合は、お茶やお菓子の提供もしてはいけないものではありません。ただし、タイミングはとても重要になります。過度にならない程度で差し入れを検討してみてください。
家庭教師に出すお茶やお菓子は何がよい?
では、実際に家庭教師にお茶やお菓子を差し入れするとしたら何がよいのでしょうか。お菓子や飲み物のおすすめについてまとめておきます。
差し入れのお菓子は?
お菓子で注意しなければいけないのが、食物アレルギーをもっている先生がいるかもしれないということです。アレルギーがある場合、お菓子を出されても食べることができません。もしお菓子を出したいのであれば、先生に確認しておくほうが安心です。アレルギーの心配がない場合は、短時間で食べることができるお菓子、こぼれにくい食べやすいお菓子、水分を吸収しすぎないお菓子、万人受けするお菓子を選ぶようにしてください。
たとえば一口で食べることができるチョコレート、小さなケーキなどが喜ばれます。カットされた季節の果物もおすすめです。パイ菓子やビスケット、クッキーなどはこぼれやすいので避けましょう。軽く小腹を満たしてくれるようなお菓子を用意すると考えておきましょう。お腹いっぱいになってもらうこと、満足してもらうことは目的ではありません。このようなお菓子は費用面でもリーズナブルなものが多く、受け取る側も遠慮しないで気軽に食べることができます。
差し入れの飲み物は?
差し入れの飲み物に関しては、好みが分かれるでしょう。水分補給という意味でいえば、日本茶やほうじ茶、ウーロン茶、麦茶などお茶系がお好まれます。お菓子を一緒に出す場合は、紅茶やコーヒーが人気です。しかし、コーヒーや紅茶は苦手という人もいるため、出す前に聞いておくのがよいです。飲み過ぎてしまうとトイレに行きたくなる可能性もあるので、コップ1杯くらいにしておきましょう。ペットボトルで提供すると、持ち帰ることができるので喜ばれます。
家庭教師にお茶やお菓子を出すタイミングは?
家庭教師にお茶やお菓子を出す場合、いつ頃出すのがよいのでしょうか。タイミングとしては、勉強が始まって集中している時間はさけるべきです。おすすめは、授業が始まる前や始まってすぐ、休憩時間がある場合は休憩時間、または授業の中間くらいがよいです。飲み物だけ出す場合は、授業前がよいでしょう。先に出しておくことでリラックスして授業を始めることができます。もし2時間や3時間くらい勉強するのであれば、間で休憩時間もできるため、その時間帯に持って行くのがよいでしょう。
授業の後に家庭教師の先生におもてなしを検討しる方もいますが、これはできれば避けたほうがよいです。先生は次の授業が入っている可能性があり、ほかの予定がある可能性も充分あります。もし授業の後に先生に話を聞きたいのであれば、事前に時間を取ってもらうことができるか相談しておきましょう。そして時間を取ってもらえるという場合は、お菓子やお茶を出すなどの用意をしてください。
お茶やお菓子の提供で注意したいことも
お茶やお菓子を提供する際は、注意したいこともあります。まず、提供するタイミングによっては、お子さんが集中力を切らしてしまう可能性があるということです。それから授業のペースが乱れる可能性もあります。せっかくよい調子で学習が進んでいたのに邪魔してしまってはいけません。また、高価なお菓子や飲み物を出すのも避けましょう。先生がかえって困ってしまう可能性があるからです。
まとめ
家庭教師におもてなしをする必要はないですが、おもてなししたいなという気持ちがある場合は、行っても問題ありません。ただし、行う場合は、学習の邪魔にならないように、集中力が切れてしまうことがないように配慮する必要はあるでしょう。また、お子さんが嫌がる場合もあるので、事前に確認してからお茶やお菓子を出すようにしてください。過剰なおもてなしにならないようにだけ気をつけましょう。