家庭学習を習慣づけるには?今の生活で学習時間を確保するコツ
勉強は学校だけでするものではありません。成績アップで重要となるのは、学校以外でどれだけ勉強できるかです。本記事では、家庭学習を習慣づける方法と、学習時間を確保するコツについて解説していきますので、子どもに学習習慣を身につけさせ、成績を上げさせたいと思っている方はぜひ参考にしてください。
今の生活の中でいつ勉強時間を確保する?
学習を進める上で重要になるのは、いかに勉強時間を確保するかということです。学校が終わったとしても、部活や委員会活動、塾などやることはたくさんあります。家に帰ってからも、学校の課題や家の手伝いをしなければならないという方もいるでしょう。そのため、新たに勉強時間を確保するのは困難であるといえます。
そこで大切なのは、日常生活の中で生まれる多くのスキマ時間を活用するということです。常に何かをやっているという人はいません。一日の中では、何もすることがなく、ただ待っているだけという時間は必ず発生します。このスキマ時間を見つけ、勉強に利用しましょう。
まずはスキマ時間を見つけよう
スキマ時間を見つければいいとは分かっていても、実際にどこにスキマ時間があるのか分からないという方も多いでしょう。実は生活の中にスキマ時間は多くあります。
ここでは、具体的にどこスキマ時間があるのかを解説していきます。
電車やバスの待ち時間
通学に電車やバスを利用している場合、待ち時間があるでしょう。決して長くはありませんが、毎日この時間を利用すると、長い目で見ればかなり時間となります。英単語や社会の暗記時効など、ちょっとした勉強をしてみましょう。
電車やバスに乗っている時
電車やバスに乗った後、スマートフォンをいじったりしているのはもったいないです。短い時間ですが、こちらも勉強時間にしましょう。小さな積み重ねが、やがて大きな結果を生み出します。
トイレ
自宅のトイレも、勉強するのにおすすめの場所です。壁やドアに、暗記したいものを掲示しましょう。短い時間ですが、トイレは1日のうちに複数回利用する場所ですので、その度に勉強することができます。
勉強の習慣づけのためにやってはいけない意外なこと
勉強の習慣を身につけることは大切ですが、実はやってはいけないことがあります。ここでは、習慣づけを行う際に避ける必要があることについて2つ解説しましょう。
たくさんの問題を解こうとする
勉強を習慣づけようと考えたとき、最初はやる気があるので多くの問題を解きたくなるでしょう。しかし、これはよくありません。これまで勉強する習慣がなかった人が、いきなりたくさんの問題を解こうとすると、途中で挫折してしまいます。意欲が一気になくなり、また勉強しなくなってしまうのです。
これを避けるためには、無理して多くの問題に手をつけようとせず、少しずつでいいので毎日必ず問題を解くことが重要。このことを意識していれば、いつの間にか勉強が習慣となっているでしょう。
難しい問題ばかりやろうとする
簡単な問題に取り組んでも力にならないため、難しい問題を解きたくなってしまうこともあるでしょう。しかし、勉強の習慣がまだ身についていない人が難しい問題ばかりやるのはおすすめできません。なぜなら、解くことができずに自信とやる気をなくし、また勉強しなくなってしまうからです。まずは簡単な問題を毎日必ず解くことから始めましょう。
勉強になかなか集中できないときの対処法
勉強を始めたものの、集中できないという悩みを抱えている方もいらっしゃるでしょう。ここでは、そのような場合の対象法を解説していきます。
部屋の整理整頓
勉強する部屋が散らかっていると、集中力が下がってしまいます。プリンストン大学神経科学研究所が実施した調査によれば、散らかっている状態が目に入り続けると、脳に余裕がなくなり、集中力が低下してしまうとのことです。そのため、勉強の前に、まずは部屋の整理整頓を行い、きれいな状態にしておきましょう。
運動する
ヨンショーピング大学が行った研究によれば、2分間程度有酸素運動をするだけで脳が活性化され、集中力が高まるとのことです。具体的には、ジョギングやウォーキングなどに効果があるとされています。集中できないと感じたら勉強をひとまず中断し、自宅周辺を少し走ってみたり、散歩してみたりするとよいでしょう。
休日を設定
勉強は毎日行うのが理想的ですが、いきなり毎日やるのは難しいかもしれません。どうしても集中できないときは、あらかじめ休日を設定しておくとよいでしょう。週に1日休日を決め、その日は勉強しなくてもよいこととします。そうすることで、休日に好きなことをするために頑張ろうという気持ちになれるかもしれません。
まとめ
本記事では、現在の生活の中でどのようにして学習時間をすればいいのか。そして、習慣づける上でやってはいけないこと、集中できない場合の対処法について解説しました。学習時間を確保するために重要なのは、いかにスキマ時間を有効活用するかということです。また、勉強に集中できない場合の対処も非常に大切で、対処法をしっかりと身につけることで、家庭学習を習慣づけることができます。