家庭教師の先生は大学生と社会人どっちがいい?
家庭教師となる人は大きく、「大学生」と「社会人」の二通りに分かれています。どちらの方がいいかは、実際に教えてもらわないことには、わからないと思いますが、それぞれの特徴をあらかじめ知っておくとどちらと相性がいいのかの判断基準になるのではないでしょうか?
家庭教師が大学生の場合の特徴とは?
大学生の家庭教師は、リアルタイムな受験情報を持っており、また生徒と年齢が近いことから、比較的ノリが合いやすいので、フレンドリーな仲になれるという特徴があります。子どもの心を掴みやすい大学生教師が多く、特に中学生への指導に向いていると言われています。
大学生家庭教師も少し前の自分自身と重ねることができるため子どもの複雑な時期の気持ちにたいする良き理解者になるでしょう。
「先生と生徒」という、明確な上下関係に緊張してしまうお子さんでしたら、割と年齢が近い立場の大学生教師の方が安心できるでしょう。若い世代の流行やゲームなどの話題を通して親しみやすさを感じられるでしょう。
ただ、若い先生だと、マナー面はどうなのかな、という心配も親の立場からするとあるかもしれません。しかし大学生でも、マナー教育や子供への教育指導方法を、会社側で教育なりマニュアルを用意しているサービスもありますので、そこに気を付ければ失敗を回避することは十分に可能です。
また、大学生の家庭教師は、プロ講師ではないため、経験不足なところも大なり小なりあるかもしれませんが、学校の予習復習、塾のサポート学習は十分指導できる力は持っているでしょうし、社会人の家庭教師と比較した場合その分コストは安いと言えるでしょう。
家庭教師が社会人の場合の特徴
社会人の家庭教師は、本業が家庭教師となります。指導経験が豊富なことから、お子さん一人ひとりに最適な授業を提供することができるでしょう。
また、受験情報や教材研究のリサーチをすることも仕事の一環となっているので、クオリティの高い授業を実現しています。偏差値の高い難関校の合格を目指す場合だと、指導経験豊富な社会人教師は、何度もその対策を講じていることから、適切な受験指導を受けられるでしょう。受験を控えているお子さんの場合は、どちらかと言えば社会人の家庭教師の方が心強いと考えられます。
そして、社会人教師は人生経験を積んでいることから、同じくお子さんを持つ者もいるため、そういった先生だと、保護者の気持ちに寄り添うこともできます。また他職を経験している先生であれば、進路へのアドバイスも期待できるかもしれません。
先生は学歴や業界指導歴だけで決めないこと
家庭教師は勉強を教える立場なので、家庭教師の先生の学歴や指導経験などを見て、選びたくなることもあるでしょう。ですが、家庭教師の先生の良し悪しを判断するには、それだけでなく、人間性や協調性といった視点からも判断しなければなりませんし、何より子どもの性格を考えたうえで相性を見ることが重要です。
大学生の家庭教師の先生と比較的相性がいいとされているのは、学習意欲の薄い子どもです。勉強が苦手だったり、勉強の仕方が分からなかったり、勉強をサボってしまったり、テストの点数が平均レベル以下だったり、こういったお子さんであれば、大学生の先生の方がコミュニケーションを取りやすいでしょう。お兄さん、お姉さん的な、身近な存在になれば、やる気に繋がりますし、大学生の家庭教師でも十分対応可能な範囲でしょう。
また家庭教師の先生が社会人の場合は、学習意欲のある子どもの方が向いています。今以上に成績を伸ばしたい、偏差値の高い学校へ進学したい、自主学習でも大体補えるけど、しっかりしたフォローで対策を立てて欲しいといった場合は、社会人の家庭教師の先生を紹介してもらいましょう。
子どもとの相性を一番に考えよう
家庭教師の先生を大学生にするにしろ、社会人にするにしろ、適材適所というものがあります。お子さんの学習状況を把握したうえで、どちらの先生がお子さんにピッタリかを家庭教師派遣会社に相談し、おすすめの先生を紹介してもらいましょう。そうすることで、比較的先生とのやり取りも円滑に進みますし、授業や自主学習が捗って、成績アップに繋がります。
まとめ
家庭教師の先生は、大学生と社会人、どちらがいいかについて、それぞれの特徴を説明させていただきましたが、いかがでしたか?
大学生の先生、社会人の先生でそれぞれ特徴が異なりますので、どちらがいいかは一概には言えません。お子さんの年齢や学習状況次第なので、その旨を理解して家庭教師派遣会社に説明し、相性のよさそうな先生を紹介してもらいましょう。
また、もし子どもとの相性が合わないと感じた際にスムーズに家庭教師の先生のチェンジをしてくれるかどうかの対応についても事前にしっかり確認することをおすすめします。