勉強は時短できる?生活の見直すべきポイントは?
部活動や学校行事、友人とのコミュニケーションなど、学生は勉強以外のことで毎日忙しいです。しかし忙しさを理由に、勉強しなくてよいわけではありません。忙しい中でも勉強時間は確保したいですよね?普段の生活を見直し、隙間時間や効率的に勉強することで時間を短縮して学ぶことができます。ぜひ参考にしてみてください。
まずは無駄な時間を過ごしていないかチェック!
まずは日々の生活の中で無駄に過ごしている時間がないかをチェックします。ダラダラとスマートフォンを見たり、友達とおしゃべりをしたりしていると、どんどん時間は過ぎていきます。
おすすめの方法は、メモ帳を用意して1日の出来事と時間を書き込むことです。朝7時に起きたら“7時起床”とメモします。起きて10分スマートフォンを見たら“7時~7時10分スマホ”というように、1日に何をして過ごしたかを時間と共に記入してみてください。通学時間や学校での勉強時間、昼食の時間と休憩時間や部活動の時間など細かく記入します。朝起きてから寝るまでのスケジュールを1週間ほど記入すると、自分が何にどのくらい時間を使っているのかを把握できます。
スケジュールを管理するメリットは、無駄にしている時間が分かることと、日々の行動の目安が分かることです。無駄にしている時間は、生活からできるだけなくしましょう。朝起きてすぐのスマートフォンや、ご飯を食べた後にダラダラとマンガを読んでいる時間は無駄な時間です。SNSや友人との電話もなるべく減らしてください。このような隙間時間を勉強時間にすると勉強の効率がよくなります。
もう1つのメリットは、日々の行動の時間の目安が分かることです。人は行動するときに、作業時間を少なく見積もりがちです。家から駅までの移動時間を15分と見積もっていたのに、実際は20分かかっていた。コンビニでの買い物に、意外と時間を使っている。参考書の10ページを20分で読めると思っていたのに、30分かかってしまったようなことは多いでしょう。1つの作業の時間のロスは少なくても、1日にすると多くの時間をロスしています。時間の見積もりが甘いと1日のスケジュールがこなせなくなり、計画通りの勉強ができません。自分が何にどのくらいの時間を使うかを把握すると、無理のない計画を立てることができます。
短時間でも勉強できる環境を整えよう
日々の生活を見直すと、隙間時間がずいぶん出てきます。隙間時間の5~10分を使ってできる勉強方法を紹介しましょう。おすすめは、参考書の重要な部分を参考書に直接書き込むことです。短い時間を使って勉強しようと思うと、勉強の準備に時間は使えません。通常の勉強では、参考書とペンを用意しノートを準備します。しかし時間がない時は参考書をノート代わりにします。参考書の重要な部分にラインを引く。そしてページの空白部分に直接書き込んでしまいます。この方法を使うと、ノートを用意する手間がはぶけます。復習のときも参考書に書き込んであるので、ノートの必要な部分を探す手間が省けるのです。参考書に書き込んだ部分は、まとまった時間があるときにノートにまとめてください。
ほかにも参考書にさっと目を通すことも効果的です。一度読んだだけでは内容が理解できなくても、二度三度読み込むうちに頭の中に内容が定着します。繰り返し読むことで、短時間でも効果的に勉強できます。1日の隙間時間と勉強する教科を紐づけることもおすすめです。朝起きてすぐに英単語を覚える。通学の電車では歴史、帰宅の電車では現代文というようにスケジュールを組みます。1日のルーティンにしてしまえば「移動中にどの教科を勉強しよう?」と悩む時間を短縮でき、効率的に学ぶことができます。
工夫次第で効率的に勉強できる!
効率的に勉強する方法を紹介しましょう。電車などの移動中には、耳で本を聴くオーディオブックがおすすめです。電車が空いているときはゆっくり座って参考書を読めるのですが、電車が混んでいると参考書を開くスペースはありません。そんなときにもオーディオブックであれば、本を聴くことができます。毎月の利用料金はかかりますが、聴き放題の本も多く、歴史の本や政治経済の本、現代文学や英語学習のための本も豊富にあります。現代人はパソコンやスマートフォンを見ているので目を酷使しています。
目が疲れていても耳から情報を吸収できるオーディオブックはおすすめです。ほかにも参考書を読むときや問題集を解くときに“得意な部分を飛ばす”方法もあります。勉強にはそれぞれ得意不得意があります。得意な教科やジャンルは勉強するのにさほど時間はかかりません。得意な部分の勉強時間を削って、苦手な部分を集中して学ぶ方法は効率的です。苦手な教科は伸びしろがあります。平均で80点取れる教科を90点に伸ばすよりも、50点の教科を60点に伸ばすほうが短時間でできます。効率的に勉強することで、時間を短縮して学ぶことができるのです。
まずは生活の中の無駄な時間を把握し、その時間を勉強に使ってください。隙間時間を使うと勉強する時間を確保できます。参考書をノート代わりにしたり、オーディオブックを聴いたりすることで、時間を短縮して勉強ができます。忙しい毎日ですが、効率よく勉強をしてみてください。