勉強嫌いの子どもに家庭教師を依頼するメリットとデメリットとは?
学習は積み重ねが重要だからこそ、お子さんの勉強嫌いを克服してほしいですよね。しかし、なかなか向き合えないお子さんは多いのではないでしょうか。そこで、本記事では家庭教師を依頼すべきか悩んでいる方に向けて、メリットとデメリットを紹介します。また、勉強を促すアプローチの仕方もご紹介していますので、参考にしてみてください。
勉強嫌いの子どもに家庭教師を依頼するメリットとは?
勉強が嫌いな子どもに家庭教師をつけた場合、どのような効果が得られるのかを解説します。まずは、勉強が苦手なお子さんの特徴からみていきます。
勉強が苦手な子どもの特徴とは?
小学校に入学して、早々に勉強を嫌う子どもはいません。勉強が嫌いになってしまうきっかけとして、「何か嫌な思いをした」ことが原因となっています。たとえば、途中から授業についていけなくなりできないことによる劣等感や、テストの点数が低かったので叱られたなどの経験から苦手と感じてしまい、勉強を避けようとしてしまうのです。この苦手意識は、学年が上がるほど強くなります。保護者が無理に勉強を促してしまうことで、ストレスを感じてしまう子どもは多くいます。
家庭教師を依頼するメリットとは?
勉強が嫌いな子どものほとんどが、勉強のやり方がわかっていないのです。そこで、家庭教師に勉強のやり方を教えてもらえます。家庭教師はマンツーマン体制です。生徒のペースに合わせて授業を進めていきますので、わからないところは理解できるまで教えてくれます。勉強の方法がわかるようになれば、自ら学習するようになりますし、成長のスピードも早くなります。上手くできない勉強を諦めてしまう前に、家庭教師に勉強のやり方を教わって、お子さんの勉強嫌いを克服していきましょう。
生活空間が勉強スペースに変化する
普段生活している環境は何かと誘惑されるものがあるのではないでしょうか。たとえば、スマートフォンやテレビ、ゲーム、マンガなど。お子さんがこれらに誘惑されず、自宅で集中して勉強するきっかけになるのが家庭教師です。普段は勉強に使われないお子さんの部屋や居間を活用することにより、誘惑がある空間でも勉強に集中できるようになります。
家庭教師を依頼する前に考えたいデメリットとは?
次は家庭教師に依頼する前に知っておくべきデメリットを紹介します。
料金が高い
家庭教師は塾よりも料金が高くなる傾向があります。これは大勢の生徒を教えている塾とは違い、マンツーマン指導が理由です。お子さんに合わせて勉強を進めていくので、質の高い指導が受けられる分、料金が高くなります。
相性が悪い
講師も人間ですので、お子さんと性格が合わないことも考えられます。どれだけ講師の実績がよくとも相性が合わなければ信頼が築けません。勉強についての悩みを打ち明けられず、勉強に対するモチベーションも低下してしまいます。そのような場合は、家庭教師の変更を検討しましょう。
必ずしも勉強嫌いが克服できるとは限らない
家庭教師に依頼をしたからといって、お子さんの勉強嫌いが克服できるとは限りません。勉強嫌いの期間が長いほど、現在の授業内容を理解するのは難しくなります。勉強は積み重ねですので、根本的な原因を解決しなければ、克服するのに時間がかかってしまうのです。
気遣いが大変
家庭教師を依頼することは、お子さんだけでなく家族にも影響があります。自宅に招く場合、部屋の掃除やおもてなし、講師との信頼関係を築くためのコミュニケーションなど、何かと気を遣います。家に他人をあげたくない人もいるでしょう。そんな時はオンライン家庭教師を選択するのがおすすめです。
家庭教師と共に勉強嫌いを克服するためのアプローチとは?
勉強嫌いを克服するためには、家庭教師だけでなく家族の協力も必要になります。では、家族はどのようなアプローチすべきなのか具体的に紹介します。
勉強をゲーム化する
勉強嫌いを克服するためには、勉強や仕事などにルールを設けて、ゲーム感覚のように楽しむ要素を取り入れるのがおすすめです。これを専門的には「ゲーミフィケーション」と言います。たとえば制限時間を設けたとします。時間が迫ってくるプレッシャーから、効率よく短時間でできる方法を模索します。
また、制限時間内にクリアできれば、達成感から快感が得られ勉強が続くでしょう。お子さんに合わせて難易度を調整し、クリアできたらご褒美を与えることで楽しさを倍増させます。
成功体験
お子さんの成功体験を積み重ねていくのもポイントです。努力(勉強)が結果に結びついた瞬間は誰でも嬉しいものです。反対に、努力が実らないと苦しい思いをしてしまい、諦めや苦手意識を持ってしまいます。そうならないために効果的なのが成功体験です。
「机で10分間だけ勉強できた」「本を1ページだけ読めた」など、スモールステップから成功体験を積み重ねていきます。「できたら褒める」を繰り返せば自己肯定感がアップし、自ら勉強するようになるでしょう。
得意科目から伸ばしてみる
苦手な科目は後回しにして、好きな科目からやっていきましょう。得意な科目を伸ばせば、その結果が自信に直結します。まずは、得意科目で勉強の楽しさを覚えてもらい、他の科目へと勉強を進めていくのがよいとされています。
まとめ
勉強が嫌いな子どもは、勉強に対する過去の苦い経験がきっかけなのかもしれませんね。そんな時におすすめなのが家庭教師です。個々のペースに合わせて勉強を教えてくれるだけでなく、自宅で勉強するきっかけを与えてくれます。また、自分だけの先生がいるという特別感や問題解決してくれることへの安心感が持て、勉強するモチベーションが保てるかもしれません。勉強は積み重ねです。わからないが蓄積されていくほど勉強嫌いが大きくなっていきます。そうなる前に、家庭教師に依頼してみてはいかがでしょうか。