兄弟がいるなら塾より家庭教師の方が安いってホント?
兄弟で学校とは別に学習指導を受けさせたいとなると、塾などを選択肢に含めるかと思いますが、その判断は待ってください。実は塾よりも、家庭教師に頼んだ方が、兄弟まとめて勉強を頼む場合、お得だと言われています。
このコラムでは、兄弟がいるなら塾より家庭教師の方が安い理由について解説したいと思います。
急増中の兄弟同時学習とは?
家庭教師のサービスは、兄弟への学習指導に対応しているところも数多くあり、友達同士での学習も受け付けているケースも見られます。
■家庭教師が兄弟への学習指導を受け付けている理由
生徒数が増えるのは、家庭教師センターにとっても理があるため、兄弟同時プランなる割引プランを打ち出しているところも珍しくありません。ちなみに、指導形式は大きく2パターン用意されており、一つ目に“二人まとめて教えてもらう同時学習”か、そして二つ目の、“指導時間の半分ずつを分けて指導する方法”のいずれかから選ぶ形になります。
■二人まとめて教えてもらう同時学習
まず、一つ目の方法は、先生1人が2人の勉強を交互に見る形になり、この方法では、1人の子が問題を解いている間、もう1人の子に対して解説するといったやり方で進行します。これは、兄弟同時指導の王道パターンとなっている手法と言えるでしょう。
二人まとめての指導は、モチベーションは保ちやすいですが、兄弟によっては、お互いが気になって、自身の勉強に集中できないこともあるようです。ただし、兄弟同時学習を承っている教師は、気が散らないように注意を促すこともできる、同時学習のプロが送られるので、よっぽど聞き分けのない子供でない限りは、心配しなくてもいいでしょう。
■指導時間の半分ずつを分けて指導する方法
そして二つ目の兄弟の学習指導方法は、指導時間を半々にする方法です。言い方から内容が理解できるかと思いますが、勉強を教えてもらえる時間が半分ずつになってしまうものの、1対1の指導を受けられるため、集中的に学習できる時間を取れます。
それぞれの形式に向き不向きがあると思いますが、どちらかが合わなかったらコースの変更も柔軟に対応しているので、ひとまず試して様子を見てみるところから始めましょう。
兄弟で利用すると親の負担も軽減される!
先述したように、兄弟で家庭教師を利用すると、割引プランが適用されるケースが多く、中には、二人目からは指導料半額・無料、なんてサービスも存在します。また、兄弟とは事情が異なりますが、母子・父子家庭のお子さんへの割引プランを用意していたり、無料の体験授業を実施しているサービスもあります。さまざまな家庭の事情のニーズに合わせたサービスがあるので、「家庭教師は高い」というイメージが覆りつつあるのかもしれません。
料金以外にも、兄弟まとめて家庭教師に指導してもらうのは、塾に通わせるよりも送迎などの手間が省けるという意味でも理に適っています。兄弟で別々の塾や習い事をするために、それぞれの教室に通うとなると、親御さんは送迎の手間が増え、負担も倍増になってしまうでしょう。
しかし、部活やお稽古などの習い事を合わせるのは困難にしても、勉強はできる限り時間を重ねた方が、圧倒的に負担を減らせます。また塾の場合、講師と面談する必要もあるため、それもまた手間ではないでしょうか。家庭や仕事のことを切り盛りするだけでも大変な親御さんからすれば、負担は軽減されて助かりますね。
家庭教師はもっとも合理的な学習方法
家庭教師の指導は、親御さんにとってお子さんの学習状況や成績なども把握しやすく、兄弟合わせて指導してもらうことによって、家族のスケジュール予定も組み立てやすくなります。そのため、非常に家庭の手間を限りなく削いだ、合理的な学習方法と言えるでしょう。
また、兄弟で家庭教師に指導してもらうことで、兄弟をライバル意識するような方向へ働くこともあります。そうなれば、お互い切磋琢磨し、より勉強に励む意識が働くことにも繋がるでしょう。
勉強への意識は本人たちだけでなく、学習状況や家庭教師の先生についてなど、家族の会話のきっかけにもなるので、勉強を意識した家庭環境づくりにもなります。
まとめ
兄弟がいるなら塾より家庭教師の方が安いってホント?かどうかをテーマに、さまざまな利点を紹介させていただきましたが、その理由はご理解いただけたでしょうか。
また、兄弟の有無に関わらず、家庭教師は、特に遊ぶことが中心で、塾や学校の宿題をおろそかにしてしまうお子さんにも向いている学習方法です。ほかにもマイペースで困っている、自己主張が下手で質問ができない、といったお子さんにはピッタリでしょう。
塾や学校の授業は、集団形式なので、足並みをそろえることが苦手なお子さんもいるかと思います。家庭教師は年齢も性格もさまざまなタイプの先生が揃っているので、お子さんの学力など不安を感じられている場合は、家庭教師も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。